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こんなところにも使える収納家具たち

世の中にはいろんな職業もあるもので、「収納アドバイザー」として一般家庭向けの片付けを日々研究している人たちがいます。

たかが片付けと思うかもしれませんが、それら片付けのプロたちの理論は非常にしっかり構築されており、中にはびっくりするほど素晴らしい収納のアイディアがいくつもあります。

まず住宅内のデッドスペースとなりがちなのが部屋の角(コーナー)です。
壁際には大きめの家具を置いている家庭が多いとは思いますが、案外部屋のコーナー部分に隙間ができているということがよくあります。

プロのコーナーを使った収納テクニックとして、直角に二つの収納家具を向かい合わせるという方法があります。
このとき普通に二つの棚を向かい合わせてしまうと、どちらか一辺の重なった部分の棚が塞がってしまうという問題があります。

そこで直角に向かい合わせる時、一辺の収納をポールを使った洋服掛けにするという方法があります。
棚からポールを出すことで棚そのものも生きますし、洋服を室内にかけるスペースが確保できて大変に便利です。

また背の高いタンスなど大きな家具が二つ並んでいる時には、ぴったりとくっつけてしまうのではなくあえて隙間をつけることで棚をもう一つ増やすことができます。

わずか数十センチくらいの隙間であっても、家具の脇に金具などをとりつけて板を乗せるだけで小物を収納することができる便利な棚に早変わりです。

使える隙間は徹底的に使うというプロ意識

やや高度なDIY技術が必要になりますが、もう一つプロらしい収納方法としてキャスター付きの細い棚があります。

キッチンでもっとも大きなスペースをとるのは冷蔵庫ですが、使用をするときには壁にぴったりくっつけるのではなくほんのちょっと離して使っているという家庭が多いことと思います。

そこでそんな壁の隙間に使っていきたいのがキャスターを付けた浅めの棚です。
幅はそれほど広くする必要はなく、だいたいペットボトルを乗せることができるくらいのサイズで十分です。

このとき冷蔵庫と背の高さを合わせるのがポイントで、入れたものが落ちにくいように前面に補強用のポールをつけておくとよいでしょう。

保管はペットボトルの水や飲み物、乾物類、調味料のストック、缶詰などといった常温で保管ができるものです。

第二の冷蔵庫として使用をすることができ、いちいち細かいストックを探す手間が大幅に軽減されるので非常におすすめできるDIYです。

厚さのない棚の場合、柱と棚部分を同じ木材にすることができるという手軽さがあります。
ホームセンターで切断も正確に行ってくれますので、あらかじめサイズを測って切ってもらったらあとは留め金を使って組み立てていけば完成です。