服を傷めずにできるだけ多く収納する方法
引越しのための梱包でちょっとしたテクニックが必要になるのが衣類です。
衣類はハンガーボックスや収納ケースとして丸ごと運んでもらうこともできますが、入り切らなかった分はダンボールに畳んで入れることになります。
このときただ雑然と詰め込んでしまっては、大切な衣類にシワが残ってしまうことになります。
またたたまずに放り込むように中に入れてしまうと余計なスペースができてしまい、ダンボールの数をいたずらに増やしてしまうことになります。
できれば引越しをする前から正しい洋服のたたみ方をマスターし、わかりやすく傷みにくい衣類の保管ができるようにしてもらいたいところです。
Tシャツやトップスといったものはまず袖の部分を織り込むようにし、そこから三つ折りに丸めるような感じで畳んでいきます。
このときのポイントはできるだけ衣類ごとの幅を揃えるようにするということで、箱の中に並んで詰めたときにどこにどの服があるかわかるような状態にしていきます。
厚手のカーデガンやパーカーなどはちょっとテクニックが必要で、順番に中心に向かって折りたたむようにして小さくしていきます。
ちなみに洋服たたみのスペシャリストになってくると、プリーツスカートやジャケットなどもシワなくたたむことができるようになります。
しかし素人にとってはそこまでの技術は難しいですので、シワになりやすい洋服はハンガーボックを利用したり、上下に紙を挟んで平に置いたりといった工夫をしていきましょう。
詰める順番はシーズン以外のものから
引越しのための梱包作業は一人暮らしなら数日前、戸建住宅なら1~2週間くらい前から始めるのが一般的です。
しかしあまりにも早くから作業を進めてしまうと、普段自分が着用する服がなくなってしまったり、生活用品が見つからず苦労をすることになります。
早めに作業を進めたい場合には、引越し日と逆のシーズンのものから始めるのが鉄則です。
毎年衣替えをしている人なら、使用していない季節の洋服はクローゼットの中に眠っていることと思います。
そうしたものから品物を出して持っていくものと破棄するものとを分類していきます。
引越しは不要なものを捨てる大きなチャンスになりますので、ただ漠然と詰めていくのではなくいらない洋服を分類するということもまた大切です。
洋服をダンボールに詰める時に便利なのが「クレープ紙」という養生用の薄手の紙です。
こちらはダンボール内に敷き詰めておくことで湿気をとり、外部からゴミやホコリが入ってくるのを防ぐ役目をしてくれます。
引越しまで時間があるなら、不要な洋服をただ廃棄するのではなくリサイクルショップなどで売却をしてみるのもよいかもしれません。